occasionalのブログ

日々の暮らしのなかで、ちょっとうれしかったこと、あれっと思ったことなど

母の知人で某大女優似のおばさまの愚痴

先日、某大女優の記事を目にして思い出したおばさま










母(故人)の知人の中でピカイチの美人さんがいました。

某大女優にそっくり。

スタイルも良くて、素敵な方でしたが、

うちに遊びにいらした時に漏れ聞こえてくるのが

ご亭主の愚痴。


だいたい内容は:


*給料が安い

*社会的地位がもっと高い、たとえば医師のような職業人と結婚すればよかった
(と言っても、たしか何かの先生でした)

*住んでいる家が小さくて古い

といったことです。




母はふんふんと相槌を打つのみ。完全に聞くだけ


小一時間話すと、胸のつかえがとれるのでしょうか、

本当に貧乏くじを引いたわ

と言って、帰っていかれます。


時には、〇〇さんが羨ましいわ。
ご主人とロサンジェルスに遊びに行かれたんですって。

といった他人の情報が入ることもありました。

この〇〇さんというのも、

母の知人で、この大美人さんと比べるとごく普通の様子の方なのですが、

富豪と結婚されています。


言外に、私ほどの美人をさておいて、

あのごく普通さんがあんなに素晴らしいご亭主を見つけるなんて!

というニュアンスを子ども心に感じました。



母に私がいつも叱られて終わる

ご婦人が辞去されたあと、

「あのさ、自分でお金稼げばいいのにね。仕事見つけてさ」

などと私が感想を述べると、

こどもは余計なこと言わないの。

これからは2階に行ってなさい。

と叱られて終わったものでした。

母は逝去し、おばさま方の消息は分かりませんが

90歳は超えていると思います。


お元気かな。