沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり
言わずと知れた「平家物語」の一節です。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
古文の授業で、暗記したという方も多いのでは。
私は、「奢れるものも」と習ったように思うのですが
ネットで調べると「奢れる人も」となっています。
次に来る「たけき者も」と混ざって記憶していたのかもしれません。
いずれにしても実に含蓄のある内容です。
うーむ。
ただ春の夜の夢のごとし・・ですか。
さて、奢れる人も久しからずとは、どれぐらいの時間なんだろう
何十年なのか、
何世代なのか、
あるいはもっと短い?
こんな下世話なことをつい考えてしまいます。
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