occasionalのブログ

日々の暮らしのなかで、ちょっとうれしかったこと、あれっと思ったことなど

あれは認知症の始まりだったのか?

こんにちは。
ご訪問ありがとうございます!






昔むかし、品のいい老婦人が訪ねて来られました

だいぶ前のことですが、


その頃は事務所を普通の家にみえる建物内に設置していました。


ある日仕事をしていると、ピンポーン
と誰かが訪ねて来られました。


出てみると、上品な感じの老婦人で、
ご近所に住んでおられるとのことでした。


その時の用件の内容をかいつまみますと、


最近、その老婦人の家に矢を射かけて攻撃してくる人がいる。
誰かは分からないが、窓から矢がたくさん降り注いでくる。
あなたの事務所も窓が大きいようなので、同じような被害を受けていないか
と思って、今日は訪問した。


ということでした。




警察は矢を提出してくれと言っている

私も、まだ若かったですし、
そもそも聞いたこともないお話なので、あっけにとられてしまいました。


「警察に届けられましたか?」
と聞くと、


「はい。何度も連絡しています。そのたびにパトカーで来てくれるんですが、
肝心の矢が消えてしまって、警察に見せられないんです」


ふーむ。


これは・・・


証拠品がないのは、弱いなあ。



こちらでは被害がない旨をお伝えしてお引き取りいただきましたが

ちょうどその時、事務所の前をパトカーが通りかかり


「あっ失礼。警察を呼んでましたので・・」


とそそくさと辞去されました。



あれは、もしかしたら認知症の兆しだったのかなあ。
それほど高齢にはお見受けしませんでしたが。


どこの方かもよく分からなかったので、
その後は不明ですが、


当方もだんだん年をとってきた今日この頃、
認知症になりたくないなあとは思います。


でも、これは自分ではどうしようもない部分もあるんでしょうね。


人間は神秘的です。