廃駅をくさあぢさゐの花占めてただ歳月はまぶしかりけり
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小池光の短歌
廃駅をくさあぢさゐの花占めてただ歳月はまぶしかりけり 小池光
小池さんは、私が昔、短歌をやっていたころ、師事していた方です。
別に、私は短歌をやめてしまったわけではないのですが、
今はあまりさかんに作っているという状態ではないです。
さて、上記の歌ですが、
ただひとこと、すばらしい作品だということです。
どこがどうとは言えませんけれど、
言葉ひとつひとつが美しく響きあって、心のなかに情景が浮き上がってくるようです。
ただ歳月はまぶしかりけり
私も60歳を超えて、
この「まぶしかりけり」が胸に沁みる年になりました。
いいこと、わるいこと、すべての思い出が
ただもう、光の残像のように思えます。
廃駅をくさあぢさゐの花占めてただ歳月はまぶしかりけり 小池光
あまりにも有名な作なので、いまさらですが、
本当にすばらしい作品。
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